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制作当時、久しぶりにかなりのスランプに陥っていて自分で自分の絵を判断しにくい状態だったこともあり、ラフ段階で「ちょっと目のサイズが…一応”RD文庫”なので」と釘を刺されてしまいました。

本編では学校のプールが屋内プールなのですが、表紙は思いっきり屋外を想定してますね。
特に何も言われなかったので大丈夫…だと思いたい。

水面の描写は作業中にかなり紆余曲折しました。
3回くらいは塗りつぶして一から描き直している気がします。
（レイヤー分けしてなかったのをとても後悔しました。ちなみに同レイヤーは水槽壁面＆昇降のための窪みも含んでます。）
最初は水面って言われると真っ先に思いつくあの網々の感じで描いていたんですが、海じゃあるまいしそんな波立たないでしょ、と思い直して落ち着いた感じにしました。

おかげで屋外プール貸し切りなのか？っていう不思議なシチュになったような気もしますが。


今回はハーレムものなのでキャラデザの段階から随分苦労しました。
イメージモデルに指定されたグラビアアイドル（多分）さんの名前とか全然知らなくて頭抱えたり。
最終的に「飽くまで雰囲気で似せる必要は無い」ってことでヒロインの美久は「とにかく可愛く」しようと突っ走った感じでした。

挿絵に関して。
今までの作品では比較的「状況説明」を重視していたのですが、今回はせいぜい1キャラにつき1枚ということもあって、指定された構図を無視して「いや、このシチュでこのキャラの魅力最大に引き出すのはこういう構図だと思うんですよ」と言う感じで担当さんと相談して、キャラ重視というか…一部顔芸重視になったりしました。
引き出し、ようやく少し仕事で開放できたかな、という印象のある作品です。